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カプヲタによる備忘録。 CPに注視しつつ、熱く激しく可愛いアプガを陰ながら応援しています。

ミュージカルヲタが憧れの地へぼっち旅してきた話 Vol.4 まとめ

!CAUTION!

ドルヲタと同じくらいかそれ以上に拗らせたミュージカルヲタとしての長年の夢を叶えるため、3泊5日でニューヨークへ行ったことについて徒然に書いた、ただの個人旅行の備忘録です。

無駄に長いです。

 

それでもおkという方は、『続きを読む』からお進みください。

 

 

 

 

長々と続いてきた旅行記も今回で最終回といたします。

今回は旅の中で思ったこと、特に初めて海外旅行をしたことについてを中心に書いていこうかなと思います。

 

 

【聞き取れさえすればなんとかなる】

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初めての海外旅行ということは、共通語が日本語でない土地に初めて身を置くこと。

何をするにしても、相手が伝えようとすることを理解することができるか、相手が求めることに返答をすることができるか、それがとにかく心配でした。

心配性な自分は出発前に、向こうでの共通認識やマナー、様々な場所で求められる会話例などを片っ端から調べておきました。

結果、大体の場面において、一応適切な対応はできていたかなと思います。

特に空港での入国検査の質疑応答はどきどきしたなぁ。訊かれたのは「旅の目的は?」「滞在期間は?」「こっち(アメリカ)に知り合いはいる?」でしたが、3番目の質問は一瞬迷ったものの返答できました。

あとはスーパーのレジで「Paper or plastic?」も訊かれた。向こうだと買い物袋の種類を紙かプラスチックか訊かれる場面がある、っていう基礎知識がないと対応できなかったかも。

一番戸惑ったのは、ホテルのチェックインの最後、「荷物を運ぶ手伝いは必要?」と訊かれたとき。向こうだとポーターさんが荷物を運ぶ、みたいなことをよくガイドブック等で見たけど、私が宿泊したところはビジネスホテル的な小さ目なところだったので、必要でなければ荷物運びはやらないらしかった。思わぬ展開に混乱してしまい、3、4回くらいフロントのお姉さんに訊き返してしまった…申し訳ない…

でも相手の言うことが理解できさえすれば、こちらからの返答はYesかNoで大体答えられるし、何か欲しい時は指さしながら「~, please.」と言えばわかってもらえるので、わりと不自由しなかったかも。

世界各地から観光客が押し寄せる都市だからこそ、拙い英語でも対応してくれた、ってのもあると思うけどね。

 

【ありがとうが飛び交う文化】

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日本とは異なり、お客様は神様ではありません。

基本的に客は店員にサービスを『してもらう』側なので、サービスを受けたらチップを払いますし、レジで会計をしてもらったら「ありがとう」と声をかけます。

日本の場合だとレジを通過するとき、何か訊かれたりしたとき以外は声を出しませんよね。あちらの場合だと、レジに商品を置いたときに「こんにちは」と声をかけ、商品を受け取るときに「ありがとう」と言います。

滞在初日、初めてレジに行き自分から「H…Hello.」と声をかけるのはなかなかに緊張し、少し気恥ずかしくもありました。

しかし挨拶すれば必ず返答してくれますし、どんなにいかついお兄ちゃんでも、最後に「Thank you.」と声をかけると「You're welcome.」と返してくれました。なんだかそれがちょっと嬉しかった。

あと劇場で座席に座るとき、通路側の人に立ってもらわないと通れない場面で、最初に「Excuse me.」と声をかけ、よけてくれたら「Thank you.」と言う。日本だと「すみません」は言うけど、「ありがとう」ってなかなか言わない気がするんですよね。

何かをしてもらったときに、気兼ねせずに「Thank you.」と言えるのって、なんだか気持ちいいな、と思いました。普段の生活でもなるべく積極的に「ありがとう」と言っていこう、となんとなく決意しました。

 

【ドラッグストア最強説】

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旅の中で一番迷ったのが、食べ物をどこで調達するか、ということでした。

最終日あたりにはだんだん慣れて、屋台でホットドッグを注文できるくらいにはなりましたが、最初のあたりでは店員さんと対面することにビクビクしてしまい、対面注文式の店や屋台は軒並み回避していました。

美味しいものを食べるよりかは安上がりに済ませようと思い、スーパーで何か買い込むことを考えていたのですが、スーパーは買ってそのまま食べられるものが少なかった。ケーキやカットフルーツ系はあったけど、主食にできるものがあまりない、あっても高い。さらに宿泊したホテルの部屋には電子レンジが無いため、温め必須なものも不可。

量り売りのデリは自分の好きなものを好きなだけ詰められるのはいいものの、割高になってしまうため、毎回デリにするわけにもいかない。

で、最終的にお世話になったのが、24時間営業のドラッグストア。

こっちで言うとこのコンビニみたいなもんで、薬局のような商品もあれば、お菓子や飲み物なども豊富。更に個人的に好きだったのが、セルフで取り出す形式で、ドーナツやクロワッサンなど、パン屋さんできちんと作られてる感じのパンが売られていたところ。大きめでわりと美味しいクロワッサンが2ドルくらいで買えたので、非常に重宝しました。

あ、あと、今回の旅で『これ持っていけばよかったなぁ』と痛感したのが、お弁当用とかの持ち歩きできるフォークやスプーン。カットフルーツとか、パックで売られてるものにはスプーン等がついてこない場合があるので、持参したらきっと便利だと思う。

 

【呼ぶときはファーストネーム】

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今回、入国審査の時とホテルのチェックアウトの時、名前を呼ばれた時があったんですが、どちらもファーストネーム呼びだったことにちょっとびっくりした。日本だと絶対苗字呼びですよね。

家族以外の人に名前を呼び捨てされるのなんて久しぶりすぎて、入国審査で呼ばれたときに思わず日本語的に「ハイッ」と返事してしまい審査官の人に怪訝な顔されました。サーセン。

 

【ニューヨーカーのヌクモリティ】

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何かあったら「Thank you.」を言ってくれる、というのも勿論ですが、色んなところで人のあたたかさを感じた旅でした。

慣れない旅で不安でいっぱいな状態だと、エレベーターに乗り合わせた人が「ロビーまで?」と言ってボタンを押してくれたことや、出るときに開ボタンを押して笑顔で促してくれたことが、なんだかいつも以上に嬉しく感じてしまうものでした。

一番ありがたかったのは、ホテルのフロント係の人達かな。右も左もわかんない日本人に対して、「ここはチェックじゃなく、イニシャルを書いてね」と優しく説明してくれたり、「ニューヨークは初めて?」と訊かれて「イエス」と答えると「Enjoy!:)」と返してくれたりしたのが凄く嬉しかった。あと、チェックアウトの時にどうすればいいかわかんなくてそわそわしてたら、にっこり笑って「あぁ、もう終わったよ」と言ってくれたのも安心できた。まるで友達に対して向けるような人懐っこい笑顔で応対してくれて、とても緊張が解れました。

 

 

慣れない旅ではありましたが、本当に楽しく、勇気を出して行ってよかったなぁと心から思います。

たくさんミュージカルを見ることができましたが、正直まだまだ観足りない!

今回観た作品をもう一度観たいし、最近気になってるMatilda、日本版上演が決まったKinky Boots、ブラックジョークに塗れたAvenue Q、記録的ロングランのCHICAGO、次のトニー賞最有力候補のHamilton等、観たいものばかり。

あとミュージカル以外では、廃墟ホテル全体をステージにした観客参加型サイレントプレイのSleep No Moreもすっごく気になる。一度は観てみたい。

 

とりあえず次回の旅では、店員さんに「How are you?」と言われて「Great.」とかっこよく返答することと、「Thank you.」と言われたら「You're welcome.」と自然に言えるようになることと、レジでTaxの支払いを忘れないことが目標です(お土産屋さんなどの値段表記は税抜きなことが多く、レジで「お金足りないよ」と指摘されたことが3回くらいあった)。

 

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カメラの腕も上げたいね…せっかく魅力的な街並みだから、もっときれいに撮れるようになりたい。

上の2枚は色抽出モードでかっこよく撮ろうとして失敗した図。使いこなせるようになりたいなぁ…

 

色々含めて、絶対リベンジしに行ってやるんだからな!

 

 

これにて旅行記は終了。

次回からの更新は通常営業に戻ります。